第3回 オーガニックライフスタイルEXPO レポート その1

2018年9月22日(土)〜23日(日)に、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて「第3回 オーガニックライフスタイルEXPO」が開催されました。

日本オーガニックフラワー協会副理事長であり、華道家でもある中島まことさん(雅名:中島弘華さん)のプロデュースによるオーガニックフラワーを使用した会場装花、出展者ブース装花、ワークショップが行われました。

会場入り口装花

会場入り口では、秋の植物を使った生け花と、記念撮影用ボードが、来場者を出迎えました。

コスモスやシオンなど秋の花と、栗やアベリア、ヒサカキなどの枝ものが組み合わせて生けられました。

記念撮影用ボードは、秋田県産の自然栽培の藁で「ORGANIC」の文字が作られました。
会期中、多くの来場者が楽しそうに写真を撮っていました。

出展者ブース装花

「みんなでみらいを」

「みんなでみらいを」は環境改善を目指したコスメや洗剤などをつくっているナチュラルコスメブランドです。
前回に引き続き、今回もオーガニックフラワーがブース装花に使用されました。今回はプロジェクターでの映像投影やポスターと組み合わせたブースデザインで、植物は笹などのグリーンを中心にシンプルな印象で仕上げられました。

また、テーブルには、「みんなでみらいを」代表の阪口竜也さんが用意した、鳥取県産のティフトン芝が敷かれました。除草剤や農薬を使用せずに育てることが出来る芝生のため、環境にも優しく子供も安心して遊べ、校庭や公園などにも利用されています。

「みんなでみらいを」
http://minnademiraio.net/

「みんなの奥永源寺」

「みんなの奥永源寺」は、滋賀県東近江市の花として指定されている「紫草(ムラサキ)」を栽培しています。紫草は約1400年前から東近江地域で栽培されている植物で、染料や薬としても利用されてきましたが、近年の地球温暖化を原因とする環境の変化により、栽培が非常に困難で、絶滅危惧種となってます。奥永源寺地域は、標高400メートル以上の冷涼な気候に恵まれていることから、紫草が育ち、地域活性化のシンボルとなっています。

紫草の根である紫根(シコン)エキスを使ったオーガニックコスメ「MURASAKIno」は、紫根の天然の色で淡いピンク色をしています。この色が映えるように、装花は色味を抑えたドライフラワーなどが使用されました。

「みんなの奥永源寺」
http://okueigenji.co.jp/

「アロマ・フランス AromaFrance」

アロマ・フランスは、クレイテラピー・アロマ関連の商品販売や、クレイテラピー・アロマテラピーをはじめとした自然療法のスクールを運営しています。アロマ・フランスの商品の原料となる植物やクレイは、環境汚染から守られた産地で、周りの自然環境や生態系の保全にも配慮した方法で、栽培、収穫、採掘されています。

無農薬栽培のラベンダーをふんだんに使ったブースは、心地よい香りでいっぱいでした。

「アロマ・フランス AromaFrance」
https://www.aromafrance.net/

「ミトク」

MÁDARA(マダラ)は、北欧バルト地域にある小さな国ラトビアで生まれたオーガニックコスメです。この地域では、長く厳しい冬を超えるために、植物はすべてのエネルギーを短い夏の開花時期に集中させます。この時期に収穫した植物のエキスには、さまざまな成分が豊富に含まれます。また、自然を守り続けることに配慮した製品作りが行われており、「エコサート」認証も取得しています。

ジニアやミント、アゲラタムやミズヒキなどの草花を使って、北欧の森に咲く花をイメージした装飾が行われました。

「株式会社ミトク」
https://www.mitoku.co.jp/
「MÁDARA」
https://madara.co.jp/

「フードロジージャパン」

バイロンベイ マヌカハニーは、オーストラリア最東端に位置するバイロンベイで採種される蜂蜜です。バイロンベイは、先住民アボリジニの神聖な場所として大切に守られてきた、手つかずの自然が残る希少な場所です。そこで幼少期から蜂蜜づくりを愛するマイケル・ハウズ氏は、家族と共に高品質なマヌカハニーを作っています。複数の養蜂家のハチミツをブレンドせず、養蜂から充填・発送までを一貫して自社で行っていて、オーストラリア認定機関の厳しい審査もクリアしています。

つる性のオカワカメや、オレンジ色のジニアや赤色のセンニチコウなどを使い、温暖なバイロンベイがイメージ出来るような明るくナチュラルな雰囲気に仕上げられました。

「フードロジージャパン」
https://shop.foodologyjp.com/

「Glowbiz style」

Glowbiz style では、イタリア製の天然海綿や、フランス製のマルセイユ石鹸などを取り扱っています。海綿は、天然アミノ酸、コラーゲンたっぷりの多細胞からなる海の生物です。海綿の繊維は絹(シルク)のたんぱく質と同様の性質を持ち、その成分のほとんどが人の肌と同じアミノ酸で出来ているため、低刺激で肌に負担をかけずに穏やかに洗い上げます。
マルセイユ石鹸は、プロヴァンス地方の良質な天然オリーブ油、パーム油(100%植物性油)、地中海の海水、マルセイユ塩、バリラ(アルカリ性海藻の灰)を原材料としています。

黄色の海綿と明るい色の枝ものの組み合わせや、パステルカラーの石鹸の色に近いに紫色のアゲラタムのアレンジメントで、さわやかな印象のブースとなりました。

「Glowbiz Style」
https://glowbizstyle.com/

「日本オーガニックフラワー協会」

日本オーガニックフラワー協会の出展ブースでは、風水に基づく花の飾り方のアドバイスや、食用バラのジャムの紹介などが行われていました。

日本オーガニックフラワー協会

装花情報

【花生産者】
吉垣花園(神奈川)
MOA大仁農場(静岡)http://moaagri.or.jp/
ラベンダーパーク多可(兵庫)https://www.lavender-park.jp/
株式会社あがらと(和歌山)http://agarato.jp/

【企画・製作】
日本オーガニックフラワー協会 中島弘華

【協力】
オーガニックフラワーショップ わなびや
アールフラワー https://r-flower.tokyo/
Sempre verde(センプレヴェルデ)
一般社団法人 日本花風水鑑定士協会 https://www.hanafuusui.com/