第7回 オーガニックライフスタイルEXPO レポート

2022年9月16日(金)〜18日(日)に、東京都立産業貿易センター浜松町館にて、「第7回 オーガニックライフスタイルEXPO」が開催されました。

2020年からの新型コロナウイルス対策により、大型イベントや花卉業界は様々な影響や制限が発生してきました。いまだ試行錯誤が続いていますが、少しずつ活気が取り戻されつつあるように感じます。今回は、オーガニックフラワーの会場装花や出展ブースも再開されました。

会場入り口装花

3フロアにまたがった会場では、各フロアの入り口に、日本オーガニックフラワー協会の中島弘華さんによるオーガニックフラワーの生け花が展示されました。

【花材】ヒマワリ、ジニア、カスミソウ、ヒガンバナ 他
【花生産者】Green Field Flowers(埼玉県)http://lovethefarm.jp/、 旭川農業高等学校 生活科学科(北海道)http://www.kyokuno.hokkaido-c.ed.jp/?page_id=55
【制作】日本オーガニックフラワー協会 中島弘華
【協力】花とアートのアトリエ #1317 https://sempre-verde.jp/

日本オーガニックフラワー協会

日本オーガニックフラワー協会の出展ブースでは、オーガニック栽培の切り花や、オーガニックの種子、ドライフラワーが販売されました。

切り花は、埼玉県のGreen Field Flowers、北海道の旭川農業高等学校で生産されたものです。

旭川農業高等学校のオーガニックフラワー栽培の活動は、昨年、地元のテレビ番組でも紹介されました。

オーガニックの花の種子

株式会社グリーンフィールドプロジェクトでは、有機種子を販売しています。これまで、食用の野菜などの種子が中心でしたが、花の種子も徐々に増えてきました。

有機種子とは
・化学農薬・化学肥料を使用しない
・採取後の種に化学消毒しない
・遺伝子組換えでない
種子のことです。

有機JAS規格では種子は認証対象外のため、グリーンフィールドプロジェクト独自の基準で有機種子の普及を目指しています。

株式会社グリーンフィールドプロジェクト
https://gfp-japan.com/

国産天然林のクリスマス素材

上川町は北海道中央部に位置し、大雪山国立公園の麓に広がる町です。かつては「林業のまち」として発展してきましたが、近年は過疎化が進んでいます。林業の再生とともに、天然林を維持していく方法のひとつとして、ハンノキのクラフト品の制作販売を行っています。

また、間伐材などを、生木のクリスマスツリーや、クリスマスのリースやスワッグなどの材料として活用出来ないか検討中です。今年は、試験的に小口の対応も可能です。国産天然林のクリスマス素材にご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

「KAMIKURA」 川上町持続可能森林活用協議会
https://kamikawacraft.com/

有機JAS認証の食用バラ

バラは養液栽培で生産されることも多い花ですが、土耕で有機JAS認証を取得した食用バラが出展されていました。

「奥出雲薔薇園」

奥出雲薔薇園では、独自で育種開発した薔薇「さ姫」を中心に、島根県内各所の自社農場で食用バラを露地栽培しています。地元の天然有機質素材を積極的に使用し、有機JAS認証の取得とGAP管理を導入しています。食品・化粧品・サプリメント等のメーカー、飲食店や宿泊施設外食など様々な分野への原料提供や、自社オリジナルの加工品も多数販売しています。

奥出雲薔薇園
http://fregrance-rose.com/

「オーガニック丹波ローズ」

日本一とも言われる黒豆「丹波黒大豆」の産地でもある丹波篠山。株式会社やがてのEarth Color Garden事業では、丹波篠山地域で、有機栽培によるバラづくりに取り組んでいます。黒大豆栽培で培ったこだわりの土づくりや病害虫対策などの経験を生かし、地域全体の環境保全や、女性の農業進出活性化なども視野にいれて、有機JAS規格のオーガニックローズを栽培しています。

「Earth Color Garden」 株式会社やがて
https://yagate.co.jp/