マミフラワーデザイン展2016 出品レポート その４

前回記事　「マミフラワーデザイン展2016 出品レポートその３」

私は、マミフラワーでは、ひとりひとりの個性を尊重してくれるところが大好きです。普段のレッスンでも、同じテーマ、同じ花材、同じ講義なのに、人それぞれ全く違った個性溢れる作品が出来上がるので、個々人の発想や創造力の多様性を実感します。みんなと一緒に授業を受けるのがとても楽しいです。
今回の作品展も、本当にバラエティに富んでいて、どの作品も様々な想いや工夫、ストーリーが背景にあって、とても素晴らしかったです。

また、私の通っている大森山王教室では、最近、日本に住んでいる外国人の生徒さんが増えています。今回もお隣の出品者が中国の方で、とても多くのお友達が来場され、中国語が飛び交っていました。その様子を見ながら、お花は世界共通だなーと感じ、お花をきっかけに個人同士が仲良くなって、いずれ世界平和につながるのかなーと思いました。

最近、のんびりした日常を送っていたせいか、搬入から搬出までたった３日間でしたが、心身ともにとても疲れました。花の固定が甘くて当日の作業にかなり手間取ってしまったことや、コンセプトにこだわりすぎて見た目がやや標本っぽくなってしまったことなど、反省点もたくさんあります。ぜひ今後へつなげていきたいです。
搬出を終えて、家に帰ってきたら、ちょうど綺麗な満月が昇ってきて、なんだか褒めてくれているような気がしました。

作品展が終わって約１週間。三宅さんのアルストロメリアは、まだまだ綺麗に咲いています。実が膨らんできたり、２番花が咲いたりして、毎日少しずつ変わっていきます。
よくよく思えば、設置の際に何度も倒したり落としたり、配送や搬入出であちこち移動したり、会場でずっと空調やライトに当たりっぱなしだったり、かなり厳しい環境だったのに、散ったり折れたりすることもなく、本当によく頑張ってくれたなーと思います。

オーガニックフラワーの取り組みは、まだまだ始まったばかりです。
ゆくゆくは、日本中どこでもオーガニックフラワーが当たり前になるように、また、日本の取り組みを世界へ発信していけるようにという想いをこめて、Organic Flower Japan というサイト名にしました。
ぜひ多くの方に興味関心を持っていただき、お互いの立場や価値観を大切しながら、少しずつでもやれることから進めていけたらと願っています。

最後になりましたが、三宅花卉園さん、わなびやさん、マミフラワーの先生や生徒の皆さま、来場してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
また、紆余曲折を見守り、支えてくれた主人と家族に本当に感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします。