「オーガニックフラワー?和ハーブ?」

ADEF   中村美之

最近では、よく耳にするようになった『オーガニックフラワー』と、ハーブならよく知っているという方も、まだまだ未知数の『和ハーブ』!!

世界平和を願う花好きとしては、植物に境界線も国境も引きたくはない!とか言いながら、私は和ハーブデザイナーです。

では、『オーガニックフラワー』と『和ハーブ』の違いですが、
オーガニックフラワーとは、人が手をかけて無農薬で作られた植物であり、
和ハーブとは『日本原産、あるいは日本に広く自生している期間が長い植物』(*1)  を指します。江戸時代以前から土着化したものは全て和ハーブの範囲です。

和ハーブは日本人の生活になくてはならない関係でした。
スーパーで見かける紫蘇の葉や茗荷、道端で見かけるシロツメクサ、建材として使用した檜や箪笥の材料の桐など、それぞれの土地によって様々な種類と活用があり、まさに身土不二のままに存在していました。

そんな身近な植物が環境汚染に会うという事は私達の生活も同じだと思っています。

実際に切花生産者で働いた時に、農薬を大量に使っている花畑の隣に野菜畑や水田がありました。度重なる品種改良での切花の珍しさ、美しさ、日持ちに対し、それらの植物を使用する事に違和感を持ってたり・・・。

私はオーガニックフラワーを広げる為に、また、日本人としての感性を伝えていく上で
和ハーブが一番自分に向いていると思い、和ハーブデザイナーと名乗るようになりました。花屋として伝えなくてはいけない本当の植物の美しさがあるのだと思います。
言うのは簡単ですが、全部をオーガニックフラワー、和ハーブにはまだまだ出来ていませんし、オアシスを使っている段階でNGな現在!!

と、硬い話はここまで!!!

私の『何故、オーガニックにいきついたのか?』は、また次のお話☆シツコイのだ!!

※ 2016年2月、中村美之さんは和ハーブ協会を退会されました。